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設立記者会見を実施しました

2022年2月25日(金) 厚生労働省記者室

一般社団法人日本キャンサーアピアランスケア協会設立記者会見開催報告
報告者 理事・事務局長 渡部享宏

最初に司会の山崎理事より出席者の紹介が有り、土井卓子理事長より映画「生きる」(黒澤明監督)を例に、昔は稀な病気で死んでしまう病気ではあったが今は違い、2人に1人ががんを経験する時代であり飛躍的に治療成績は改善し、治る時代、治さなければいけない時代になりました。

同時に化学療法を受けながら普段の生活をしていく時代になり、使える薬剤は増え副作用対策も飛躍的に変化しているが、副作用対策の恩恵を受けられることを多くの患者や医療者でさえも、まだまだ知らない現状を変えたいと思い協会が設立されたと説明がありました。

また、抗がん剤治療による副作用の苦痛度ランキング(国立がん研究センターアピアランス支援センター調べ)によると、外見に関わることが6割であることが報告され臨床の現場で外見の変化により治療をやめたりする例も紹介されました。

脱毛について再発毛しない例や、新たな取り組みとして脱毛を防ぐ日本製の頭皮冷却療法の説明があり、がん患者の生存率は上がっているからこそ、外見の問題が起きることを強調していました。

続いて、がんサバイバーであり美容ジャーナリストの山崎多賀子理事より、抗がん剤治療による外見の変化問題について自身の経験を元に話があり、治療を頑張ろう!と思えるアピアランスケアが必要であることが説明されました。

外見の問題は「心の問題」「社会の問題」であり多方面からの支援が必要であること、患者・医療者・企業・一般社会で認識し支えないと解決しない旨が説明され、弊協会がそれらを繋ぐハブになること目指していくと説明がありました。

続いて、がんサバイバーでありタレントの原千晶理事より動画メッセージが紹介されました。

最後に今後の活動について小林忠男理事より説明があり、研究調査事業がん患者のニーズの可視化、情報収集及び公開、本年5月に最新情報を集めたWEBイベントの開催、調査結果を踏まえた政策提言を行っていく旨が話されました。

なお、当日の様子がメディカルトリビューンで紹介されました。
https://medical-tribune.co.jp/news/2022/0307544727/

以上

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